パイセンと忘年会
お疲れっす！ベジ下です。
今日は先週の土曜日久しぶりにY沢先輩と飲みに行って来たんでその報告をしときたいと思います。
夏ぐらいから飲みに行こって言ってたんだけどお互い予定が合わなくて、結局１２月になっちまったって感じだね。
で、ちょうど年末だし忘年会も兼ねてということで行ってきたんだ。
PM７時、Y沢先輩が愛車ワゴンRで迎えに来てくれた。
俺が車に乗り込むと、
「おう、べジ下お疲れぃ！うぃ〜すっ！うっす！うっす！うっす！」
伊逹ワル流の拳を正面、上、下に当てる挨拶を求めてくるY沢先輩。
「あ、お疲れっす(笑)ちっす(笑)ちっす(笑)」
とりあえず合わせて出発した。
今日の行先は車で１０分くらいのチェーン店の居酒屋だ。
そして、肝心の今日の俺のコーデはジーンズにロンTのラフな感じのベースに、大人の男の必須アイテム「楽天、おかげさまで連続１位獲得！」の黒のPコートを羽織った、オシャレなお兄さんコーデでサラッとまとめた。
テーマは「遊び心を忘れないミドルダンディズミング」
現在進行形だ。
そして髪型は、ドライヤーで全体的にフワッとエアリー感を出しM字ハゲを隠し、そこをケープスーパーハードスプレーで時を止めたデスノートのLをセレクトした。
ユルふわフェミニンの中に、大人の男のフェロモンをサンドしたビッグマックだ。
居酒屋で「ほろよいの子猫ちゃんが肩に寄りかかってきたらどうしよう」という強烈な不安を感じながら市内の某居酒屋に向かった。
到着した。
漆黒のコートに身を包んだ初冬のチャンドンゴンが入店する。
「何名様ですか？」
バイトっぽい若い男の子が対応する。
俺は、
「あ、二人でお願いします(^_-)-☆」
と、相手が男にも関わらず「バイトお疲れ様」の意を表して人数を答えた。
すると、その若いバイトの男の子は
「ちょ(;´∀｀)何この器の違い...俺がバケツとしたら、この人は黒部ダムだわ(;´∀｀)同じ男でもこの人には絶対勝てないわ(激汗)」
とかなり焦った様子だったが何とか部屋まで案内してくれた。
その居酒屋は、全室個室の居酒屋で、他のお客さんに気を使う事なく飲める気楽な居酒屋だ。
漆黒のドンゴンを隣席の子猫ちゃんアピールできないのは少し残念だが、ハゲにとって個室は申し分ないありがたい条件だ。
そしてY沢先輩と迎え合わせでポジションに付くと、
「とりあえず生やろｗ」
と、待ちきれんばかりにY沢先輩が言った。
「そうっすね(^-^)とりあえず生頼みましょか」
食べ物はさておき、とりあえず生中を２つ注文した。
「お待たせしました(*^_^*)♪」
☆☆☆！！
頭皮カラカラのハゲに、ニコニコと生中を持ってきてくれたのは部屋を案内してくれたメンズではなく、子猫ちゃんだった。
しかもかわいい。
芸能人でいうなら剛力彩芽だ。
俺はマッハ３で、
「あ♪ありがとう(^_-)-☆」
と、忙しい週末のバイトで少し疲れ気味の子猫ちゃんを包み込む、まるでホイミのような大人のお兄さんで子猫ちゃんの腕が疲れないよう素早く生を受け取った。
Y沢パイセンは、
「おねーちゃんありがとうｗがははｗ」
と、まるで焼きたての肉を見るナッパの如く予想通りの食いつきだった。
そして乾杯をした。
「お疲れぃ！！！」
「お疲れっす！」
ゴキュ！ゴキュ！ゴキュ！
ドゥルルン！ドゥルン！
バンッ！バババンッ！！！
「ぷっはーーー！！うめ〜〜〜」
喉から龍が入って来たかの如く、豪快に喉を鳴らしビールを流し込むM字ハゲとオールハゲ、
その姿は星を１つぶっ潰したベジータとナッパのお疲れさん会のようだった。
あ、紹介が遅くなってしまったけど、Y沢パイセンはこの間のFacebook記事でお話したように霧(ハゲ頭頂部の産毛)がスッカリ無くなり、雲１つ無い晴天(ツルッパゲ)に進化していたのだ。
薄毛、若ハゲという概念に捕らわれず、常識を遥かに超えたその圧倒的ハゲ具合は、もう「LED」と呼ぶしか選択肢が無いほどのものだった。
そして、乾杯を終えると戦闘民族の宴が始まった。
「腹減ったなｗ適当に頼もうやｗ」
「そうっすね。食べましょ♪食べましょ(^-^)」
俺も仕事終わりで腹ペコだった。
その居酒屋はipadみたいなタッチ式タブレットでメニューを注文するシステムだったから、とりあえず適当に食べ物を注文した。
枝豆、刺身、唐揚げ、ポテト、チーズ、、、
とりあえず適当に頼んで、後はその都度注文することにした。
もちろん第５回BEJIZAPでご紹介した通り、亜鉛摂取を意識したさり気ないハゲ対策オーダーだ。
亜鉛はY沢先輩にも良い成分だから、なんかその時は息子のために健康を気遣うおかんになった気分だった。
剛力ちゃんが注文を少しづつ持って来てくれる。
その度にチャンドンゴンを演じる俺、目で舐めまわすY沢パイセン。
そしてY先輩がチーズを食べた。
俺はそれをさり気なく見て、パイセンが亜鉛を摂取したと思うと、おかんのような気持で、なんかほっとした。
そして、
「おい、ベジ下最近どうや？忙しいか？がははｗ」
「んーまぁまぁですね(´・ω・｀)」
みたいな仕事の話とか、他には中学、高校の時なんかの昔話に花を咲かせた。
２人とも徐々に良い感じに酔ってきて、Y沢パイセンはだんだんと欲望のリミットを外し始めた。
そして何回目かの生中を注文した時、我慢の限界が来たY沢パイセンは生中を持ってきてくれた剛力ちゃんに、
「がははｗおねーちゃん何歳なん？がははｗ」
と、品の無いナッパばりの口調で、ついに攻め始めた。
剛力ちゃんだけにY沢パイセンの下半身の金剛力士像が目を覚ましたのかもしれない。
年齢を聞かれた剛力ちゃんは酔っ払いなれしてるのか、まさかの
「２７です(*^_^*)」
と笑顔で答えてくれた。
しかし、
「ピチピチなやｗがははｗ彼氏いんの？がははｗ」
ナッパの野郎がさらにエネルギー弾を連打する。
パイセンの声のデカさ、剛力ちゃんのちょっと引きつったような表情に少し恥ずかしくなった俺は、すかさず、
「おい、ナッパの野郎！その薄汚ねぇハゲ頭をしまいやがれ！」
と言わんばかりに
「Y沢先輩(^-^;店員さん困ってますよ(笑)」
とハゲ頭にダンクでギャリック法をブチかまし子猫ちゃんを助けた。
その時、きっと子猫ちゃんは俺に対して、
「これだけ生中を飲んでるのに凄い冷静！？他のお客さんと全然違う(*´Д｀)何この安心感！？え！これって恋！？」
と１００％なっていただろう。
そして、その後も子猫ちゃんが来るたびに「がははｗ」と発光する欲望のLEDを何とか抑えながら、色んな話で盛り上がった。
Y沢先輩が今一番ハマっている「エギング」についても教えてもらった。
俺も昔はバス(ブラックバス)釣りにハマってた時もあり、釣りは好きな方だから真剣に話を聞いてロッドの事とかエギの話とかを詳しく教えてもらい、今度時間が合えば俺も連れていってもらう約束もした。
しかし、不意を突かれたのはその時だった。
エギング(イカ釣り)の話をしている時、まさかの自体がおきた。
Y沢パイセンがタッチパネルで注文していた「何か」が到着したのだ。
この記事⇒「Y沢先輩の男気」
見てくれたら事情を理解してもらえると思うけど、Y沢パイセンがいつの間にか頼んでいた「何か」とは、
「イカ焼」だった。
次の瞬間、俺の脳裏にあのFacebook写真がフラッシュバックした。
そう、
Y沢パイセンをタコと間違えたあの写真だ。
Y沢パイセンの前にイカ焼きが置かれる。
「でな〜、あの時な〜」
Y沢パイセンと会話中だったが、イカが届いた瞬間、もう俺にY沢パイセンの声は届いていなかった。
「やめて下さい。お願いですからそれを食わないで下さい。」
俺はひたすら祈った。
だが、そんな祈りが通用するはずがない。
しかも、運が悪いことにY沢パイセンの顔はビールのせいで程よく赤みを帯びてタコレッドになっている。
弧を描く圧倒的なハゲフォルム。
そして、程よく茹で上がったタコレッド。
薄目にして見ると、もう巨大タコにしか見えない。
「お願いです！食べるのだけは勘弁して下さい！」
ひたすら祈る次の瞬間、
Y沢パイセンの足が、あ、箸がイカに絡みついた。
そして、イカが食べられた。
その光景は、まさに巨大タコにイカが餌食となったFacebookのあの写真を忠実に再現した。次の瞬間、
俺の生中が爆発した。
「ベジ下！どうした！ｗ大丈夫かｗｗｗ」
「大丈夫っす！すみません！変なとこに入ってむせました！笑」
鼻から生中を出しながら何とかごまかして、トイレに行って気持ちを落ちつかせて戻った。
その後も、生中をガンガン頼んで、仕事の話や昔話、女の子の話、下ネタなどに盛り上がり、俺もY沢先輩もトイレに行くにもフラつく程すっかりベロベロになった。
そして、全く話が尽きないまま閉店の時間になった。
レジで会計をする時、２０代前半くらいの５、６人の本物の伊逹ワル連中と一緒になった。
黒の皮ジャンに盛り髪、酒もかなり入り、レジでシャンパンタワーでも始まるのかというくらい騒いでいた。
それに対し、俺達は３０代中年の頑張ってる感がにじみ出たハゲ二人。
髪の量も、二人合わせてもヤツらの１人分にも及ばない。
で、そいつらがあまりにも騒ぐもんだから、漆黒のチャンドンゴンにもついに限界が来て(酒も入ってるし)大人げないとは思ったが、
「おい！キサマら！他のお客さんに迷惑だろが！あ？なんだその目は？いいだろう。まとめてかかってこい。」
と心で叫びながら、絶対に目を合わさないように猫背気味でレジで金を払い真っ直ぐ外に出た。
そしてナッパの野郎と共に代行に乗り込み、帰路についた。
俺は迎えに来てもらったから家で下してもらい、
「Y沢先輩、お疲れっした！まじ楽しかったっす！また行きましょうね！」
とベロベロで挨拶して、パイセンも
「おう！ベジ下また行こうぜ！うぃ〜す！うっす！うっす！」
と伊逹ワル流の拳挨拶をしてベロベロで帰って行った。
そして俺達の最高の１日が終わった。
毎回だけどY沢先輩と飲みに行くとかなりベロベロになるわ。
もちろん、次の日は二日酔い確定だ。
でも、やっぱ気使わないしこれだけ酔えるんだと思う。
会社の飲み会とかだと、あんなに生中飲めないからね。
やっぱハゲ同志ってマジで落ち着くよね。
兄弟みたいな安心感だわ。
また時間作ってパイセンと飲み行こうと思います。
仲間のみんなも回りに同志いたら是非飲みに誘ってみて。
お互いハゲの話は一切無しでも通じ合えるというか、スピリチュアルな何かがあるわ。
盛り上がるのは間違いなしだわ。
かなり寒くなってきたね。
そろそろ雪に備えてタイヤ交換しくてれよ。
俺は今週変えとくわ。
んじゃ今週もあと半分頑張ろうぜ！
ハゲテェーラ♪
「ぎょええええええ！！」
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俺はこの方法でズルズルだったM字ハゲから
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